2020年2月、初めてのフランス旅行に行ってきました。
滞在地は、パリです。
パリには有名な美術館がたくさんあります。
私は、今まで絵を見ることの面白さが全く分からず、美術館より、博物館へ行く方が好きでした。
しかし、ある小説を読んでから、今までよりも絵を見ることが楽しくなりました。
そして、今回のフランス旅行では、美術館めぐりを楽しんでくることができました。
こんな日が来るなんて、ビックリです。
読んだ小説は、すべて「原田マハ」さんのもの。
旅好きな知人が勧めてくれたのをきっかけに読み始めました。
「暗幕のゲルニカ」
ピカソの「ゲルニカ」という絵を題材にしたものです。
「ゲルニカ」が描かれた理由、当時のヨーロッパの現状、ピカソがどんな人だったのか、などを知ることができ、小説自体は、フィクションとノンフィクションがまざったものです。
ピカソが「ゲルニカ」を描いたの場所はパリなので、パリにあるピカソが通ったというカフェ「レ・ドゥ・マゴ」は小説にも出てきます。
今回のフランス旅行で、実際に行ってきました。
カフェは人気のため混んでいましたが、雰囲気もよく、料理も美味しかったのでオススメです。
「ジヴェルニーの食卓」
4編からなっています。
- 「うつくしい墓」アンリ・マティスの話。
- 「エトワール」エドガー・ドガの話。
- 「タンギー爺さん」ゴッホなど沢山の画家を支えた、画材屋兼画商のお爺さんの話。ゴッホもこの方をモデルにした絵を描いていて、「タンギー爺さん」という作品があります。
- 「ジヴェルニーの食卓」クロード・モネの話。パリのオランジュリー美術館で「睡蓮」を見ることができます。 『ジヴェルニー』は、ノルマンディ地方の村で、現在でもモネが晩年を過ごしたアトリエ兼住居としていた家と庭園をみることができます。
「たゆたえども沈まず」
フィンセント・ファン・ゴッホの話。
ゴッホとがどんな人だったか、ゴッホと浮世絵の関係、浮世絵とパリの関係が分かりました。
最後は涙を流して読みました。
物語になっているので、どれも読みやすかったです。
絵に興味がなかった私にとっては、美術館へ行くことに興味をもつ良いきっかけになり、フランス旅行がより充実したものになりました。
フランスに行くけど、絵には興味がなくて・・・と思っている方がいたら、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。